朝、車に乗り込んだあとで、ふと「帰りたい」と思ってしまうことがあります。
もう出勤しているはずなのに、気持ちだけがまったく仕事に向かっていないままの朝です。
行かなきゃいけないのは分かっているし、行かなかったところで何も終わらない。
それでも、「帰りたいな」と小さく口に出してしまう瞬間があります。
同じように、出勤しているのに気持ちだけが置いていかれている朝を過ごしている人って、きっと少なくないのではないかなと思います。
家を出る前から、すでに帰りたいと思っている
通勤中に帰りたいと思うと言いながら、本当は朝起きた瞬間からもう帰りたい気持ちは始まっています。
「なんで仕事行かなきゃいけないんだろう」とぼんやり考えてしまう朝があります。
それでも準備をして車に乗り込んだ時点で、もう行くしかないことは分かっている。
分かっているのに気持ちが追いつかなくて、そのまま通勤が始まってしまいます。
菓子パンを食べ終わると、急に現実に戻される
朝ごはんは、通勤中の車の中で菓子パンを食べています。
食べている間はまだ家の延長みたいな感覚が残っていて、完全に働くモードにはなっていません。
でも、食べ終わった瞬間に「あ、今日も働かなきゃいけないんだ」と現実に引き戻されます。
まだ会社に着くには少し早い時間なのに、そのタイミングでふと「あー帰りた」と口に出してしまうことがあります。
最後の曲がり角と信号待ちがいちばんつらい
通勤中で一番しんどいのは、会社に近づいたあとの最後の曲がり角です。
そこを曲がると、もうすぐ会社に着いてしまうという実感が一気に押し寄せてきます。
下り坂になっている道で、信号待ちの車が多い日もあれば、スムーズに進めてしまう日もあります。
どちらにしても、「あ、もう着くんだ」と思った瞬間にまた「帰りたいな」と感じてしまいます。
左側にはいつも同じ家が見えて、駐車場から出るの大変そうだなとぼんやり思ったり、正面の山を何となく眺めたり。
特別なことを考えているわけではないのに、会社に近づいているという事実だけで気持ちが重くなっていきます。
バス停の小学生を見て、少し羨ましくなる
最後の曲がり角の近くにはバス停があって、そこにいつも小学生が立っています。
その姿を見るたびに、「いいな、小学生に戻りたいな」と思ってしまう瞬間があります。
ただ学校に行って勉強して帰ってくるだけだった頃の生活を思い出して、働く責任の重さを少しだけ実感してしまうのかもしれません。
そんなことを考えながら、また小さく「帰りたいな」と思ってしまいます。
頭の中では、今日の仕事のことばかり浮かんでくる
通勤中、頭の中では仕事のタスクが次々と浮かんできます。
「あれもやらなきゃ」「これも締め切りだな」と、まだ何も始まっていないのに一日の流れを先に想像してしまいます。
そして「どうせ今日も全然進まないんだろうな」「結局残業かな」と、まだ起きてもいない未来の疲れを先取りしてしまう。
その想像が重なって、「やっぱり帰りたいな」と思ってしまいます。
帰りたいと言いながら、それでも出勤している理由
それでも毎日出勤しているのは、お金のためでもあり、安定した生活のためでもあります。
大きな会社に勤めているという安心感や誇りもあって、それを自分から手放すのはもったいないと感じています。
今日も尊敬している上司に会えるという気持ちもあって、その人のもとで働ける時間を自ら手放したくないとも思っています。
「行かなきゃ何も終わらない」という現実も分かっているから、結局は車を走らせ続けるしかありません。
帰りたいと思いながら会社に向かっている
通勤中に「帰りたい」と何度も思ってしまうし、実際に口に出してしまう日もあります。
それでも、車を止めて引き返すことはせず、そのまま会社に向かっています。
行きたくない気持ちと、行かなきゃいけない現実のあいだで揺れながら、それでも今日も出勤している。
完璧に前向きなわけではないけれど、それでも働く日々を続けている人は、きっと少なくないのではないかなと思います。
